皆様、西宮☆苦楽園口 整体サロン タイズハートのブログを拝見頂きありがとうございます。
今回は、赤ちゃんの健康についての記事になります。ご一読いただければ嬉しいです。
赤ちゃんからママへ!「もっと母乳ちょうだい。」とつぶやきたくなる、その理由・・・。
そろそろ、断乳、離乳食を始めようと思っていませんか?
もう1歳にもなったし、そろそろ離乳食に切り替えたいから断乳かな~。長く続けても母乳の栄養価が下がってるんじゃないかしら?卒乳してもらおうかしら?
ある記事によると、厚生省は生後9ヶ月から1歳ぐらいでの断乳を勧めてた過去がありました。現在は母子手帳から「断乳」の二文字が削除されているようです。母乳は子どもの身体の成長のために必要な栄養元であるのと同時に、心も健やかに育つための大切な栄養だという意味合いが重要視されるようになりました。
あと、ユニセフ/WHOでは、母乳育児は2歳まで続けましょうと提言しています。メインの栄養は母乳。その補佐的な 役割として離乳食を開始すればいいという考え方のようです。
赤ちゃんが生まれて数日すると出てくる黄色っぽい乳汁のことを「初乳」といい、栄養と免疫物質たっぷりの特殊な母乳が分泌されます。生まれてきた赤ちゃんにはほとんど免疫機構がありませんが、この初乳には高濃度の免疫物質が含まれています。赤ちゃんはこの初乳を飲むことで免疫力を得ることができます。また、初乳を飲むことで、病気になりにくく、アレルギー体質にもなりにくい元気な子に成長してくれる可能性が高まります。
初乳が分泌される期間は、ほぼ産後1週間と考えてよいでしょう。その後に出る母乳(成乳)と言われます。母乳の成分は赤ちゃんの月齢に合わせて、それに見合った栄養が飲めるように、効率よく変化していくようです。←ここが最重要
母乳育児は、身体を健康に維持するために必要なビタミンやミネラル、たんぱく質、脂質などの栄養素を子どもに与え続けることができる仕組みになっています。赤ちゃんが成長していく過程で、母乳だけでは栄養素が補いきれなくなってきます。その不足分を離乳食から取るようにしようとすることが本来の離乳食の目的だと思います。
また、母乳育児は単に成長に必要な栄養を与えることだけではなく、子どもの心の情緒面や精神的な安定感に関わりが深いと言えます。赤ちゃんは、お腹か減ったら「泣いて」自己アピールし、母乳を欲しがります。
この行動そのものが、相手に気持ちを伝えると言う原点になっていると考えます。そして、母乳を飲むことで欲求と精神的安らぎが同時に満たされると言うことを覚えることになります。
母乳育児の際に、ママの胸に抱かれた安らぎは、成長過程の中で「人に優しくされると嬉しく思ったり」、「手を繋ぐだけで安らぎを覚えたり」と大人になってからも無意識のレベルで、記憶として心の深い部分に残っているようです。
離乳食を始めたからとか1歳を迎えたからとの理由で母乳をやめる必要もなく、赤ちゃんが欲しがっている限り続けて良いでしょう。そのことが、子どもの心とカラダの成長に大切なものなります。
追伸
最近、当サロンにお越しになるママさん達からよく聞くお話の中で、「母乳育児が長いと離乳食が進まない傾向が高くなりますよ。」「いつも、おっぱいだけを与えていると栄養不足になりますよ。」「鉄分が足らなくなって発達に影響がでますよ。」「フォローアップミルクなどで栄養を補って!」など、こんなアドバイスを一部の栄養士や助産師、小児科医までもが専門家の意見としてお話されています。
一生懸命子育てを頑張っているママに伝えると、どうなりますか?きっと、ほとんどのママが心配になり大切な我が子の成長を思い不安に駆られるはずです。
間違っているとまでは言いませんが、私たちは哺乳類です。基本的に母乳の栄養で成長していけるのではないでしょうか?母乳だけでは鉄分が不足すると良く言われますが、赤ちゃんは少ない鉄分でも自己吸収率を上げ効率よく母乳から取り込んでいるようです。様々な情報が飛び交うネット社会の中で戸惑いや不安に駆られることも少なくないですが、赤ちゃんや子どもの成長力は、それ以上にパワフルなものです。
また、赤ちゃんの発育や発達は、個人個人違います。身長、体重が母子手帳の成長曲線に沿わないからといって、心配することはなく、ほかの赤ちゃんやお子さんと比べずに見守ってあげる気持ちを持って下さい。一番は、赤ちゃんが日々元気に過ごしているか「泣いたり、笑ったり、ハイハイしたり、寝返りしたり」など少しずつ表情や表現を楽しみながら子育てをしていきましょう!